お仕事の内容や肩書きを教えてください。
建築士
住宅やオフィス、商業施設の設計のほか、
マンションのリノベーションや家具のデザインを手がけています。
ステッドラーの鉛筆を使って作り出したもの・生まれることはなんですか?
TRUNK(HOTEL)のオープンに先立って
1年限定の施設「開業準備室」の家具をデザインしました。
準備室では、ホテルの開業に向けて日夜様々なミーティングが行われました。
また、ホテルのコンセプトである「ソーシャライジング」を体現できる場所として
イベントを開催し、一般に開放する事でオープン前の作戦会議の場として機能しました。
そこで生まれたアイディアが実際のホテルでも実現されています。
私がデザインした家具は、古くて味のあるものを大切にしながら、
そこに新たな命を吹き込んだものです。古い家具をどのように蘇らせるか。
アイディアを練る際は、鉛筆で何度もスケッチを繰り返し、
重なる線の中にペンを加えて強くはっきりと、具体的な形に仕上げていきます。
検討を重ねてきたスケッチは職人さんの手によって現実の家具となります。
意見の交わりの中から新たなホテルが作り出されたように、鉛筆の線が重なることで新たなデザインは生まれました。
ステッドラーを使っている理由があれば教えてください。
ステッドラーは製図用品を豊富に取り扱っています。
大学生の頃、製図道具を揃えていく過程で鉛筆も利用するようになりました。
青い鉛筆。手の中にフィットする丁度良いフォルムが気に入って
それ以来ずっと使っています。

吉田 あい
1980年 広島県生まれ、大阪府育ち。
早稲田大学大学院(古谷誠章研究室)終了。
Klein Dytham architecture、SPEAC (東京R不動産)、
フリー活動を経てアキチ アーキテクツを設立。
[HP] www.akiti.jp
[日記instagram] akitiarchitects_daily