One head, many ideas
ステッドラーのサスティナビリティ
私たちが目指すのは、地球の資源を大切に、先を見据えて扱うことです。そのため、製品の生産や物流など、持続可能な活動のための考え方において、効率性が大きな役割を担っています。中でも、私たちの責任範囲内にあり、業務に影響を与えるような施策に重点を置いています。具体的には、製造工程、プラスチックや木材などの使用材料、原材料の調達・輸送などです。
素材の革新
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木片から鉛筆まで
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長く使える物は、環境と資源にやさしい製品だと私たちは考えます。そのため、ステッドラーでは、長期間の使用を前提に製品を開発し、さらに耐久性と持続性を高める新しい処方と技術を日々研究しています。
アップサイクルウッド製
アップサイクル木材を使用した鉛筆や色鉛筆は、その優れた生産技術により、従来の生産工程では必要だった木板が不要になりました。代わりに、木工業界の製材工程やかんな掛け工程で発生する木くずを使用しています。木片の粉砕やどんなに小さな木の破片でも、高品質の鉛筆の原材料として再利用することができます。
ドライセーフ
製品の耐久性をより高めるために、ドライセーフ技術を開発しました。この技術は自然をお手本としています。多くの植物は、果実や葉をワックスの層で乾燥から守っており、私たちはこの原則を製品に応用しています。それにより、数日間であれば品質を損なうことなくペンのキャップを開けたままにすることができるようになりました。
サステナビリティ=透明性
私たちはこのように考えます。そのため、対応するピクトグラムを表示して、可視化できるようにしました。2022年以降新たに発売される製品にはパッケージにマークが付けられています。近い将来、私たちの製品全てにこれらのラベルが付けられる予定です。
ドイツ製のサスティナブルなパッケージ:
既に実現しています
私たちは今後PVC製のパッケージを使いません。既に多くの製品がPET製のパッケージに切り替わっています。
2025年頃を目途に、完全な紙製パッケージへの切り替えを予定しています。
製造と工程の革新
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2030年までに:再生可能エネルギーへ
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ISO認証取得状況
ドイツおよびアジアにある私たちの製造拠点はISO 9001及びISO 14001の認証を取得しています。ペルーの拠点は2023年に取得を予定しています。ISO 14001は環境マネジメントシステムの規格として世界的に受け入れられ、認知されています。統合マネジメントシステムの2つ目の構成要素は、品質マネジメントシステムであるISO 9001の認証です。これらのマネジメントシステムの目的は、企業全体のパフォーマンスを向上させ、企業の持続的発展のための優れた基盤を提供することです。
社会的責任
私たちは、会社の内外を問わず、お互いを大切にしています。
社会憲章
2006年、ステッドラー社会憲章に署名することで、私たちは国際的な労働者と人権のために尽力しています。
ステッドラーは、強制労働、児童労働、差別に反対し、世界中で公正な賃金が支払われることを支持しています。また、団結の自由と団体協約の権利の尊重を提唱しています。従業員の利益のためには、安全で健康的な労働条件を提供し、専門的な能力開発を促進します。これらの国際的に適用される原則の順守は、子会社の全取締役の業務の一部となっています。
毎年5月6日はワールド・キッズ・カラーリング・デー
ステッドラーは、2008年に「ワールド・キッズ・カラーリング・デー」を創設し、毎年世界中の子どもたちに絵を描くことを呼び掛けています。子どもたちが1枚の絵を描くごとに、1ユーロが子ども支援団体に寄付される仕組みになっており、小さなアーティストたちが、困っている子どもたちのために力を発揮しています。
※日本国内では、別の方法で支援団体への寄付を行っております。
持続可能な認証林
木材は私たちの鉛筆や色鉛筆に欠かせない要素です。だからこそ、この原材料を長期的に保護し、確保することが重要です。
エクアドルの自社植林地における
持続可能な森林管理
エクアドルに自社農園を設立し、鉛筆の材料となる木の板を生産しています。そのために、生態系と経済性の基準で樹種を選び、栽培条件では厳しい環境基準を守り、既存の動植物にも配慮して今後も木材を加工していく予定です。
ステッドラーは、持続可能な森林管理の原則を掲げています。エクアドルの自社植林地において、私たちはFSC™(Forest Stewardship Council™ FSC C007132)の任意森林認証制度によって開発された原則と基準を順守し、エクアドルの国内FSC基準及びエクアドル林業部門に関連する全ての国内法規のいずれも尊重しています。このコミットメントには、労働者の権利や地域社会の権利、農薬の慎重な使用、土壌侵食の防止、水資源と生物多様性全般の保護といった側面が含まれますが、これらに限定されるものではありません。
原材料の木材
木材は全ての鉛筆の心臓部であり、ステッドラーにとって必要不可欠なものです。そのため、自社農園以外でも、木材を持続的に生産することは当然のことです。私たちは既に全ての鉛筆製品において持続可能な森林からの木材のみを使用しています。長期的な視点で資源を確保することを大切にしています。さらに、社内での生産とサプライチェーンの分析において、関連するエコロジーの側面を常に念頭に置いています。
私たちが使う木材は全てPEFCもしくはFSCの認証を受けています。
教育のサポート
だからこそ、小さな子どもたちにも、それぞれの年齢に応じた製品で能力を伸ばすサポートをしています。
幼児教育
年齢に応じた製品コンセプトで、めざましい成長を遂げる子どもたちの様々なステージをサポートします。書く、描く、色を塗る、工作をするなどの技能は、人間の認知能力や運動能力を維持するための基礎となるものです。この哲学はステッドラーの礎であり、あらゆる発達段階にある子どもたちに適切なペンや鉛筆を提供しています。
パンフレットのデータ
私たちのサスティナビリティに関して、より詳しく説明しているリーフレットを準備中です。